結露の温度差は何度?
結露が発生する室内と外気との温度差は何度なのでしょうか。
実は単純に温度差だけではなく、室内の湿度も結露には影響しています。
よく湿度が〇%を超えると結露が発生しやすいと聞きますが、それは正確には正しくはなく室温や窓などの結露が起こる箇所の温度と関係しています。
飽和水蒸気量という言葉があって、空気は暖かければ暖かいほど空気中の水蒸気をたくさん抱え込むことができるんです。
逆に冷たい空気は水蒸気を保持することができないという自然の仕組み、これらも結露に関係しています。
室温に対して保持できる水蒸気の量は例えば以下のような例です。
10度・・・9.4g/m3
20度・・・17.3g/m3
30度・・・30.3g/m3
ということは、室温を異常なまでに上げればそれだけ空気中の水蒸気を抱えることができるので、結露は起こらないことになりますが・・・そんなことは電気代が馬鹿にならないし、快適ではないのでやりませんよね。
このように結露が発生する温度差が何度かだけでは測りえない部分があります。
色々と調査をしたところ、「九州住環境研究会 相対湿度と露点温度」と検索をすると、気温と湿度から結露が始まる温度を表したマトリックス表が出てくるので、参考にしてみてください。